メリハリのあるボディラインが作れる憧れのビスチェ。その役割と、キレイに着こなすコツを解説!
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ビスチェってどんなイメージ?
最近、ビスチェをアウターとしてコーディネートするファッションが人気を集めています。レザーやニットなど様々な素材が使用され、シルエットも多種多彩。
カジュアル系からモード系まで、あらゆるスタイルに使えるアイテムですが、そもそも「ビスチェ」とはどのようなものかご存じでしょうか?
ビスチェは本来「見せること」を目的とした、アウターにも使えるインナーのことを指します。また、インナーとしてビスチェを使用する場面は、主にウエディングドレスを着る時などが挙げられます。
花嫁のドレス姿をより一層美しくする「ブライダルインナー」は、ドレスのシルエットを際立たせるための機能がたくさん。
バストの位置を高く見せてふっくらとしたデコルテに整えたり、ウエストをほっそりとシェイプしたり、女性らしいボディラインになるよう補整してくれます。
ドレスを着る時には欠かせないアイテムですし、ドレスに合わせた繊細かつ華やかなデザインのものが多く、高級感があって憧れますよね。
実は、ビスチェはドレスを着る時だけでなく、普段のスタイルアップにもぜひ取り入れたいアイテムなのです。
今回はビスチェの基礎知識や種類、そして正しい着用方法もご紹介。ぜひ憧れのビスチェに挑戦してみましょう!
ビスチェの正しい着用方法
まずはビスチェを含むブライダルインナーの基本的な知識から。そもそもブライダルインナーとはどのようなアイテムなのか、普段着けているブラジャーとどう違うのか、について説明します。
ブライダルインナーとは?
ウエディングドレス姿を美しく見せるため、ボディラインを整える役割を持つのがブライダルインナー。バストトップの位置を高くするだけでなく、ウエストのくびれを作ることでメリハリのあるシルエットを生み出してくれます。
さらに、上半身を補整しつつしっかり支えてくれるので、自然と背筋が伸び、歩く・立つ・座るといった動作をする際もエレガントに見えるといった効果があります。
また、ウエディングドレスのほとんどは生地がたっぷりと使われ、刺繡やビジューなどで飾られているためとても重いもの。
普段使いのブラジャーの場合、ドレスの重みに耐えられず一緒にずり下がってしまうという可能性も考えられます。
しかし、ウエディングドレスの着用を想定して作られたブライダルインナーなら、サポート力が高くドレスの重みにも耐えられるのです。
どんな種類がある?
上半身のシルエットを整えるブライダルインナーには、大きく分けて「ブラジャー」「ウエストニッパー」「ビスチェ」の3タイプがあります。
ブラジャー
ドレスをキレイに着こなすために、バストラインの補整は欠かせません。バストの下部分が長めのセミロングタイプが多く、胸を下から支えてトップの位置を高いままキープする役割があります。
さらにバストのボリュームと丸みを作り、デコルテラインも美しく演出してくれます。
ウエストニッパー
「コルセット」とも呼ばれるアイテムで、アンダーバストから腰回りまでをサポート。ウエストを引き締め、女性らしいくびれを作ってくれます。
アンダーバストを下から支えるように着用するので、バストの押し上げ効果も期待でき、ブラジャーとセットで使うのが主流。フィット感が高く、ウエスト周りをよりシェイプしたい時に使います。
ビスチェ(ロングブラジャー)
「ブラジャー」と「ウエストニッパー」が合わさったもので、これ1枚でバストからウエストまでのラインを整えてくれます。
ワイヤーでバストラインをキレイに見せつつ、ウエストをキュッと細く引き締めることでメリハリのあるシルエットを演出。胸元のアクセサリーが映えるようにデコルテが広く開いているのも特徴です。
ビスチェは、バストからウエストまでボディラインを補整しつつ、一体感のあるナチュラルなシルエットを作れるのが特徴。
一方、ブラジャーとウエストニッパーを組み合わせれば、それぞれ自分の体型に合わせたものが選べるというメリットもあります。
どうやって着けるの?
ブライダルインナーの種類についてお伝えしましたが、特にビスチェは普段使いのブラジャーと形状が異なるので「どうやって着けたらいいの?」と戸惑ってしまうかもしれませんね。
ドレスを美しく着こなすためには、やはりフィッターさんに手伝ってもらうのが一般的ですが、ここで1人でも着られる方法をご紹介します。
- ビスチェの後ろ側を体の前に持ってきて、フックを留めます。この時、フレアパンツやストッキングは先に着用しておきましょう。
- フックを全て留めたら、ビスチェをウエストから半分に折ります。
- 少し浮かせるようにしながらビスチェを回し、フックが背中側に来るよう調節します。
- 前かがみの体勢になり、折ったビスチェを戻してワイヤーがバージスラインにフィットするよう合わせます。
- 体勢はそのままで、脇・背中や胸下のお肉を手ですくうように集め、カップの中に納めます。
重要なのはバストトップの位置
「ビスチェを1人で着けてみたけれど、フィットしているのかよく分からない……」。そんな時に注目してほしいのが「バストトップの位置」。鏡を使って、横から見た時のバスト位置をしっかりチェックしておきましょう。
肩のラインと肘の内側のラインを確認し、その中心にバストトップがあればOKです。腕が長い方は、中心より少し上にバストトップが来ていれば良いでしょう。
先ほど解説したように、ウエディングドレスは生地や飾りで重さがあり、その重みはバストにも影響します。ドレスの重さがバストにかかると自然と胸は下に流れやすくなり、バストトップも下がる場合も。
そうなるとインナーが見えることを気にして知らず知らずのうちに猫背になり、姿勢が悪くなってしまいます。
また、ずり落ちるドレスを抑えようと脇をしめると、二の腕のお肉がつぶれ、かえって太く見えてしまうなんてことも。ドレス姿は写真や映像に残るので、なるべく美しい姿勢とキレイなシルエットを保ちたいですよね。
せっかくビスチェを買ったのにズレが気になる…なんてことにならないよう、正しい着け方と正しいバスト位置を覚えておきましょう。
次に、ビスチェを着用した時にありがちなお悩みと、その解決方法についてご紹介します。
「カップにお肉が乗ってしまう」
バストのお肉が横に流れていることが原因かもしれません。レモン型パッドかプッシュアップ機能のあるパッドを、カップ下側にV字になるよう2枚ずつ入れてみてください。
もしくは、カップサイズが合っていない場合も考えられます。バストに対してカップが小さいと、お肉があふれて「ハミ肉」となり、太って見える原因に。ビスチェを購入する前には、念入りにフィッティングをしてくださいね。
「カップの上部にスキマができてしまう」
着用方法が間違っているかもしれません。ビスチェが上にズレている可能性もあるので、先ほどご紹介した「正しいビスチェの着け方」と「バストトップの位置」をチェックしてみてください。
それでも解決しない場合は、レモン型パッドかプッシュアップパッドをカップの上側に入れます。スキマを埋めつつボリュームアップしたい時は、丸パッドを重ねて入れるのもおすすめです。
また、バストサイズがEカップ以上の場合、バストそのものの重みによる下垂が原因かもしれません。ほとんどのドレスがCカップを基準に作られているので、ドレスを着ることで、ある程度解消されます。
「アンダーバストが締め付けられる」
こちらのお悩みはフック位置の調節で解消できます。上部分(アンダーバストに近い位置)のフックは外側で留めて、下へ行くにつれてフックを留める位置を内側にして調節してみると良いですよ。
それでもきつく感じる場合は、サイズが合っていないかもしれません、拡張フックなども売られているため、自分の体に合うよう調整してくださいね。
「カップが尖って見える」
普段使いのブラジャーは3/4カップやフルカップなどがありますが、ブライダルインナーの主流であるビスチェはほとんどが1/2カップという設計になっています。
日常で身につけるブラジャーと違い、ブライダルインナーはドレスを着ることを想定して作られているので「ドレスの重みで胸が潰れるのを防ぐ」「バストトップを高い位置でキープする」ためのデザインになっています。
ドレスを着た時、生地の重さに負けずバストを美しいラインのままキープしてくれる工夫なので、ビスチェだけを着ると尖って見えますがドレスを着れば気にならなくなります。
スタイルアップしたい時にも使える!
ここまでは、主にブライダルシーンで活用されるビスチェについてご紹介しました。冒頭でも触れた通り、最近ビスチェはコーディネートのアクセントとしてアウター使いもできるトレンドアイテムになっています。
普段の服に1枚重ねるだけで全体にメリハリを生み、視線が上に集まる事でスタイルが良く見えるのが、ビスチェコーデの魅力。
一方、アウターとしてのビスチェではなく「ビスチェタイプ」のブラジャーもスタイルアップができる注目アイテムなのです。
「ビスチェタイプのブラジャーって、ドレスを着る時にしか使わないのでは?」。
そんなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、脇や背中のお肉をスッキリ整え、ふっくらしたバストとデコルテで美しいシルエットが作れるビスチェは、様々なシーンで取り入れることが可能。
例えば、背中の開いたワンピースやタイトな服を着る時、結婚式にお呼ばれしてパーティードレスを着る時など「いつもよりちょっと頑張ってオシャレをしたい」時に活躍してくれます。
普段使いできるビスチェタイプのブラジャーで、おすすめなのがHEAVEN Japanの『ビスチェリーナ』。
セミロング丈のビスチェブラジャーで、トップとアンダーにしっかり差をつけてメリハリのあるシルエットを叶えてくれます。
一般的なブラジャーと異なり、サポート力に優れたセミロング丈が『ビスチェリーナ』の特徴。さらに、脇高設計×長めのサイドボーンで脇や背中のお肉が流れるのを防ぎ、バストを本来の位置でキープします。
カップは4枚のパーツを繋ぎ合わせた立体構造で、バストが広がらないよう抑えつつお肉を寄せて上げるため、美しいバストラインとふっくらデコルテを演出してくれます。
通気性と保形成に優れた生地を使用しているので、型崩れしにくいのもポイントです。
ワイヤーは「肌に当たって痛い」といったお悩みを解消するため、体に沿うように作られた”3Dワイヤー”を採用。アンダー部分には硬すぎないパワーネットを使い、ズレなどを軽減しつつ適度なフィット感があります。
さらに、背中側にレースとパワーネットを使用してお肉が後ろに流れるのをブロック。バックスタイルをすっきりと美しく見せるほか、自然と背筋が伸びて美しい姿勢をキープできます。
ボディラインをキレイに整える機能だけでなく「レースが肌に直接当たらない設計」「取り扱い表示も裏地に直接プリント」など、快適な着心地を叶える工夫が詰まっているのも『ビスチェリーナ』の魅力。
肌に馴染みやすいヌーディーベージュに上品なブラックの刺繍が映えるデザインで、着るだけで気持ちが上がる一着です。
ビスチェブラで、気分もアップ
ブライダルインナーのイメージが強いビスチェですが、シーンに合わせて日常使いもできることをお伝えしてきました。
そして「もっと自信が持てるバストラインを手に入れたい」「普段からビスチェを着けてみたいけれど、1人で着るのが難しい」という人に是非おすすめしたいのが『ビスチェリーナ』。
いつものブラジャーと同じように着用するだけで、ふっくらバストをキープしつつ、背中や脇のラインをスッキリ整えてメリハリのあるシルエットを作ってくれます。
着けた時の快適さにもしっかりこだわっているので、無理なくスタイルアップできるのも嬉しいですね。バストも気分も上げてくれる『ビスチェリーナ』、気になった人はぜひチェックしてみてください!