ブラパッドで谷間を作るのはやめて。パッドが持つ本当の役割とは?
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ブラパッドが持つ2つの役割
「胸を盛るアイテム」というイメージが定着しているブラパッド。でも、ブラパッドは本来、胸を盛るためのアイテムではないのです。
ブラパッドには、大きく2つの役割があります。
1つは、「ブラジャーのフィット感の調整」。
たとえば、カップが少し浮いてしまうなど、ブラジャーが少し大きく感じるとき。そうしたときにパッドを入れると、胸とカップの隙間が埋まり、フィット感がアップします。
そして、もう1つの役割は、「胸を下から支える」ことです。パッドを入れればバストがぐっと持ち上げられ、バストトップを高い位置でキープできるようになります。
つまりブラパッドは、必ず使わなければいけないわけではなく、ブラジャーのフィット感に合わせて使い分けるのが正解。
生理前で胸が張って痛いときは抜く、片方の胸だけフィット感が緩いときは入れてバランスを整えるなど、バストの状態に合わせて使ってみてください。
一方で、「谷間を作る=盛るため」に使うのは、下着のプロとしておすすめできません。なぜなら、パッドで無理に谷間を作るとバストが圧迫され、血流やリンパの流れが悪くなってしまうから。
血流やリンパの流れが阻害されると、むくみや肩こりにもつながります。また、胸が押しつぶされているような状態が続くと、胸の形にも悪影響が出てきます。
ブラパッドは、基本的にブラジャーのフィット感を調整し、胸を自然できれいな形でキープするためのアイテム。窮屈さや圧迫感があるときは、無理をせずに抜くようにしてくださいね。
レモン型と丸形の違い
ところで、ブラパッドって形や素材など、種類がいろいろとありますよね。
こうした、パッドの形や素材の特徴も知っておけば、ブラジャーのフィット感の調整がさらに上手にできるようになります。
たとえば、形で代表的なものは「レモン型」と「丸形」。
レモン型は、ブラジャーのカップ下辺のラインに沿う形で、厚みがあるのが特徴。この厚みがバストを優しく持ち上げ、トップの位置を高くしてくれます。
一方の丸形は、厚みがないのでフィット感の微調整にぴったり。バストの正面に付けるので、乳首の透けや突起もカバーできます。
ブラパッドの素材については、最近はたくさんの素材が登場しています。
一般的に多いのは、不織布、シリコン、ウレタンの3種類。まずはこの3種類の特徴をご紹介します。
不織布
ブラジャーに付属されているパッドで最も多く見られる素材です。付け心地が軽くて扱いやすいのがメリット。通気性にも優れています。ただし、使い続けると表面がごわついてきて、ボリューム感がなくなってきます。比較的リーズナブルなので、劣化する前に買い替えるのがおすすめです。
シリコン
バストに似た柔らかさでフィットしやすく、自然にバストをボリュームアップしてくれます。傷みにくい素材で長く使えますが、通気性がなくて蒸れやすいので、長時間の使用は控えましょう。
ウレタン
低反発のウレタンタイプは、もっちりと柔らかな素材でフィット感も抜群。軽くて使いやすいのもうれしいポイントです。ただし、シリコン同様に通気性がないので、汗をかきやすい季節はご注意を。
他にも、柔らかでソフトな着け心地のジェルパッドや、ぴったりとしたフィット感が魅力のオイルパッドなどもあります。ジェルもオイルも自然にバストをボリュームアップしてくれますが、表面が破れると中身が出てきてしまうので、取り扱いには気をつけて。
どんな形や素材が合うのかは、バストの形や、好みのフィット感でも変わってきます。ご自身にぴったりのパッドを見つけられたら、これまで合わないと思っていたブラジャーがぴったりフィットすることもあります。
パッドを使いこなせるようになったら、下着マスターにぐっと近づきます。理想のバストを手に入れるためにも、ぜひ、いろいろなパッドに挑戦してみてくださいね。
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