小胸さんにこそ知ってほしい! バストボリュームとカップサイズの話

Aカップは、ブラを着ける必要がない?

女性にとって、美しいバストメイクは永遠のテーマ。サイズやシルエットなど、様々なお悩みを持っている人もいるでしょう。

なかでもAAカップやAカップの「シンデレラバスト」とも呼ばれる小胸さんは
「胸が小さいから、そもそもブラジャーを着ける必要はない?」
「ワイヤーが当たったり、カップが浮いたり……自分に合うブラジャーが見つからない」
「AA~Aカップのブラジャーは、デザインが限られていて選ぶ楽しみがない」
などのお悩みはありませんか?

さらにトップとアンダーの差でカップサイズが決まりますが、 「自分で測るとカップサイズが小さい」と感じることはありませんか?


今回は、そんな小胸さんに伝えたい「バストボリュームとカップサイズ」のお話です。

ひと口に胸が小さいと言っても、バストのシルエットやボリュームには個人差があります。それを考慮せずにAA~Aカップのブラジャーを着けていると、前述したような「ワイヤーの当たりやカップの浮き」に悩まされることに。

だからといって、ブラジャーではなく、ブラトップとも呼ばれるようなカップ付きインナーを使い続けていると、バストのお肉が脇や背中へどんどん逃げてシルエットが崩れたり、バストが下垂したりする原因になってしまうかもしれません。

まずは、自分のバストサイズ、そしてボリュームについて知ることから始めてみませんか?

今回は、正しいサイズの測り方や、「ブラサイズ」と「バストサイズ」の違い、そして小胸さんにおすすめのブラジャーもご紹介します。

注記 ※「シンデレラバスト」は、株式会社ウツワの商標名です。

実は違う!ブラサイズとバストサイズ

まずは、意外と知らない「ブラサイズ」と「バストサイズ」の違いについて

「ブラサイズ」とは、JIS規格で定められているように「バストのアンダーとトップの差」で決まります。 ただ、女性の体はとてもデリケートで、生理周期やダイエット・妊娠・出産などでサイズも日々変化するもの。そのため、定期的にサイズを測っておくことをおすすめします。

ここで、自宅ですぐできるブラサイズの測り方を紹介しましょう。

【1】アンダーバストを測る


ノーブラの状態で鏡の前に立ち、胸のすぐ下の部分をメジャーで測ります。この時、メジャーが床に対して水平になるよう気をつけてくださいね。
メジャーの締めつけが少しきついと感じる程度で測るのがベストです。

【2】トップバストを測る


こちらもノーブラの状態で、深くお辞儀をするように上半身を90度曲げて胸の一番高い位置を測ります。
メジャーが床に対して垂直になるよう鏡で確認してください。 トップバストを測る時はアンダーと違い、少し余裕を持たせるように注意してください。

【3】カップサイズを算出する


【トップバストーアンダーバスト=カップサイズ】となります。アンダーとトップの差が10cm以下の場合は、AA~Aカップ、12.5cm差ならBカップと、2.5cmごとに1カップ上がっていきます。

ただ、このカップサイズはあくまで目安にすぎません。
実際、この方法を試して「自分で測った時はAカップだったのに、お店でサイズを測ってもらうとBカップと言われた」または「自分で測った時よりワンサイズ小さいブラジャーを勧められた」という経験をしたことはありませんか?

計測したブラサイズと自分のバストサイズのズレは、「バストのボリューム」によるものかもしれません。

先ほどお伝えしたブラサイズは「トップとアンダーの差」だけで決まるもので、実はお肉をおさめるカップの容量、つまり「バストボリューム」までは考慮されていません。
そのためブラサイズだけでブラジャーを買うと、サイズは合っているはずなのに「カップがきつい」「カップがパカパカ浮く」といった違和感に繋がります。

バストのサイズは十人十色。自分に合ったブラジャーを選ぶため、ブラサイズの計測は必要不可欠ですが、同時に「バストボリューム」も大切です。
バストのボリュームは輪郭や下垂度、さらに骨格や筋肉のつき方などで変わるため、ぜひ一度、自分がどんなタイプかを確認してみてくださいね。

違いが出るポイントは、大きく分けて以下の3点があります。

【1】底面が広い・狭い


円錐の図形を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。高さが同じで、底の面積が大きい円錐と小さい円錐を想像してみてください。

バストもそれと同じように底面の広さが人によって異なります。そのため、同じブラサイズでもボリュームが違う場合があるのです。

自分のバストの底面に合わせたブラジャーを選ぶために気をつけたいのが、ワイヤーの形状や大きさ。
サイズは合っているはずなのに「サポート力が弱く感じる」「締めつけがきつい」といったお悩みがある人は、ブラジャーのワイヤーを確認してみましょう。ブラジャーによってはカップサイズが変わることもあります。

【2】下垂している・していない


バストの下垂は、加齢や授乳経験の有無によるもの、また肉質が柔らかく下垂しやすいなど様々な要因があります。

バストトップが低いため一見小さく見える場合も、下垂したバストではヌードサイズよりも1カップ大きくなるケースが多いようです。

胸の下垂度は特にカップサイズに影響するので、こちらもしっかりチェックしておきたいですね。

【3】体幹形状が逆錘型・寸胴型


ブラジャー選びの基準は、単純なバストの大きさだけではありません。必ず確認しておきたいのが、骨格です。最近では自分に似合うファッションを知るために骨格診断を受ける人もいるほど、骨格は身に着ける物を左右します。

ブラジャーを着ける上半身の骨格は、胸囲が大きく腹部が細い逆錘型と胸囲と腹部にあまり差のない寸胴型があり、主にブラジャーのアンダー・バック部分の設計のほか、カップボリュームにも変化が生じます。

このように、バストの形状は個人差が大きいもの。せっかくサイズを測ったにもかかわらず「実はブラジャーが合っていなかった」という失敗を防ぐためにも、自分の体型タイプを把握し、お店でブラジャーを購入する時はフィッティングすることをおすすめします。

バストの「つき方」も重要なポイント

ブラサイズだけではなく、バストのボリュームを知ることも重要だと解説しましたが、さらに「バストのつき方」も要チェック。お肉のつき方を見るポイントは2点あります。

【1】体幹断面が丸胴・扁平


上半身の胴体を水平に切り、上から見た時の形を想像してみてください。その形によってバストのつき方も異なります。

胴体が円に近い丸胴タイプは、体の幅が狭く厚みがあり立体的なシルエット。体の横幅が狭いためバストの輪郭も狭く、谷間を作りやすいタイプと言えるでしょう。

逆に、胴体が楕円に近い扁平タイプは、体の厚みがなく華奢な印象。体の横幅が長いのでバストの間隔も広く、谷間が作りづらいという特徴があります。

【2】乳頭間隔が広い・狭い


「鎖骨の中心と、左右のバストトップを線で結んだ時に正三角形になること」が、理想的なバストの位置だと言われていますが、人によっては左右のバストトップが離れ気味だったり近かったりと差があります。

この乳頭間隔は、バストの根元となるバージスラインにも影響しており、同じサイズでもバストの”高さ”に差が生まれます。

乳頭間隔が狭いタイプは、ブラジャーを着けた時にお肉がカップにおさまりやすく、谷間を作りやすいという特徴があります。

一方、乳頭間隔が広いタイプはサイズに対してバストトップが低く見えがち。ですが、無理に間隔を狭めようとして、バージスラインに合わないブラジャーを着けるのは厳禁。逆にバストを傷つける原因になってしまいます。

自分に合ったブラジャーを選ぶためには、ブラサイズだけでなくバストサイズ、さらにバストのつき方を左右する骨格についても知る必要があることがお分かりいただけたでしょうか?

メジャーで測れるのはサイズまでで、バストのボリュームまでは知ることができません。これが「ブラサイズは合っているのになぜかフィットしない!」といったお悩みの理由なのです。

小胸さんがブラ選びで迷うことは?

ここまで「胸が小さい」と言っても、人によってバストのタイプは細分化されるということをお伝えしてきました。次に、小胸さんがブラジャー選びの際どのようなことでお悩みなのか、具体的に見ていきましょう。

カップが浮いてしまうお悩み


「お肉に対してカップが大きく、パカパカと浮いてしまう」
「時間が経つとカップが浮いてきてズレが気になる」
「お肉にカップがフィットしなくて、前かがみになるとバストトップが見えてしまいそうになる」

谷間づくり重視?着け心地重視?


「谷間を作りたくて、寄せ上げ機能のあるブラジャーを着けているけど、締め付け感が苦しい」
「ラクな着け心地のノンワイヤーブラジャーを着けていると、キープ力が弱くて谷間を保てない」

など、サイズ感や着用感に関するお悩みが多いようですが、これらは「自分のバストにフィットしていないブラジャー」を選んでいることが原因。

小胸さんはやせ型の人が多いため、なかなかフィットするブラジャーに出会えないことが理由として挙げられるでしょう。そのため、先ほどご紹介した「バストボリューム」や「バストのつき方」を知ることが重要になってくるのです。

また、「自分はプチ胸だから」と思い込んでいるせいでピッタリの1枚に出合えていない、という可能性も。ブラジャーを着けて、鏡の前でシルエットをチェックしてみてください。

脇や背中にお肉の段ができていたり、カップからお肉があふれていたりする場合は、サイズが変化しているかも。「ずっとAカップだと思っていたけれど、測り直してみたらBカップだった!」なんてケースも少なくありません。
実際のバストサイズより小さなブラジャーを着け続けると、カップからあふれたお肉が脇やお腹へ流れたり、背中のシルエットに影響が出たりすることも。
また血行不良や肩こりといった不調に繋がる可能性もあります。できるだけ胸を盛りたいからといって、小さなサイズのブラジャーを着けるのはもちろんNGです。

逆に、カップに隙間がある場合もほかの部分にバストのお肉が逃げている可能性が。

カップがお肉をしっかりホールドできていない状態だと、バストを支えるクーパー靭帯が損傷してシルエットが崩れたり、下垂したりする原因になります。

さらに、バストの位置が下がると「老け見え」にも繋がってしまいます。「ブラジャーでバストを正しい位置に収めたらカップサイズが上がった」という例もあるので、こまめにサイズを測るようにしてみてくださいね。

小胸さんは、ワイヤーブラを「痛い」と感じやすい?

小胸さんのブラジャーにまつわる悩みは様々なものがありますが、その中に「ブラジャーのワイヤーやサイドボーンが骨に当たって痛い」という声も多く見られます。

小胸さんはやせ型が多くあばらが出ていて、ブラジャーの硬いパーツであるワイヤーやサイドボーンに当たると痛みに繋がりやすいのです。

特に、先ほど解説した「体幹断面が扁平型」タイプの人は、薄く華奢な骨格のためワイヤーの当たりが気になりやすいかもしれません。

ほかにも胸骨の一部が前に出ている鳩胸や、逆に胸骨が凹んでいる漏斗胸、背骨にゆがみがある側湾症といった骨格の場合も、ワイヤーなどの痛みを感じやすいと言われています。

解決策として「ノンワイヤーブラジャーを着ける」という選択肢もありますが、ワイヤーの形状や自身の骨格を知っておくと、ワイヤーブラジャーのストレスを軽減できるかもしれませんよ。

「胸骨」の位置を知ろう

胸骨とは、胸の中央にある縦長の骨のことを指します。鎖骨の中心に指を3本当て、バストの中央に向かって下へなぞってみてください。

乳頭より少し上の方か、ちょうどバストの間に少し出っ張っている骨があれば、そこが胸骨です。この部分にワイヤーが当たり、痛みを感じる人も多いのではないでしょうか。

そんな時は、ワイヤーが胸骨に当たりにくい前中心低めのブラジャーを選ぶのがおすすめ。試着する際には、ブラジャーの前中心にあるワイヤーが胸骨に当たらないかチェックしておくと良いですよ。

ワイヤーの形にも種類がある

「肋骨やみぞおちにワイヤーが当たって痛い……」という人は、ワイヤーの形状を見直してみてください。

特に「U字タイプ」のワイヤーは、ブラジャーの前中心の高い位置から脇にかけて内蔵されているため、胸の真ん中に当たりやすく痛みを感じてしまうのです。

一方、バストをサイドから支えるような「L字タイプ」のワイヤーは、胸の中央に固い部分が当たらないので痛みを感じにくいデザイン。

体幹断面が扁平型の人や、胸骨が出ている人はL字タイプのワイヤーや、3Dワイヤーを選んでみましょう。

また、ブラジャーを洗濯機で繰り返し洗っているとワイヤーが変形することもあります。それによりワイヤーの位置がずれ、痛みの原因となってしまうかもしれません。

ブラジャーはなるべく手洗いを心がけるか、こまめに劣化していないか確認をして新しいものに買い替えるようにしましょう。

このほか、バストのバージスラインに対してワイヤー幅が広いと、脇にワイヤーが当たるだけでなくサポート力が落ちてバストラインが崩れる可能性も。

逆に、バージスラインより幅が狭いブラジャーを着けるとワイヤーの端がバストを潰してしまいます。

ブラジャーを選ぶ際は、バージスラインとワイヤーの幅が合っているかもしっかりチェック。試着をする時には腕を振るなど軽く体を動かして、脇や胸にワイヤーが当たらないか確認してみるのも良いですね。

小胸さんにおすすめのブラは?

最後に、ブラジャー選びに悩みがちな小胸さんにおすすめしたいHEAVEN Japanのブラジャーを2つご紹介。自然な着け心地と谷間メイク、どちらも叶えてくれるアイテムです。

ブラッピング

「ワイヤーブラは苦手、だけど谷間は欲しい!」そんな小胸さんにピッタリなのが『ブラッピング』。最近、ヨーロッパを中心に海外でも注目を集めるプランジタイプのブラジャーです。

プランジブラとは、前中心が低く、ラクな着け心地が何より魅力のブラジャー。バストを優しく包みながら、無理に寄せ上げることなくナチュラルなふっくらバストを作ることができます。

『ブラッピング』は、前中心の低い3Dワイヤーを採用。肌への当たりを軽減しつつ、バストのお肉をそっと中央へ寄せてくれます。

3/4カップの繊細なレース生地が、バストをラッピングするように包み込むので、小胸さんの「カップが浮くのが気になる」といったお悩みも解決してくれます。

また、パッドを一般的なレモン型の2/3ほどの大きさにすることで、お肉を押しつぶさないように工夫。サイズ調整もしやすいので、よりフィットしやすくなっています。

さらに脇高設計とサイドボーンが脇に逃げがちなバストも本来の位置にしっかりキープ。はみ肉を軽減する3列3段ホックで背中側にお肉が流れるのも防ぐので、バストケアにも最適です。

タニマドンナ

バストに負担をかけない「手ブラ寄せ機能」が特徴のブラジャー。パッドに頼らずに自分の胸だけで谷間ができる、というのが『タニマドンナ』の魅力です。

その秘密は、4枚接ぎのカップ。バストのお肉を中央に寄せつつ、トップの位置を高くキープして美しいシルエットを作ります。

さらに、前中心にクロステープをあしらうことでブラジャーのズレを軽減。谷間が長持ちする嬉しい機能が沢山あります。

こちらも『ブラッピング』同様、前中心が低いのでワイヤーが当たりにくく、着け心地が快適に。3列3段ホックで後ろ姿をスッキリと整えてくれます。

どちらもバストに優しく、自分のお肉だけで自然にボリュームアップできるブラジャーですが、やはり選ぶ際に大切なのは「ブラサイズ」と「バストボリューム」。

バストトップとアンダーの差だけではなく、骨格やバストの底面積、乳頭間隔の広さなど、自身のバストタイプを考慮してみてくださいね。

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