生理と下着、どうしてる?社内アンケートで見えたリアルな声

HEAVEN Japanでは、社内スタッフを対象に生理に関するアンケートを行いました。

HEAVEN Japanのスタッフの約9割は女性。

日々、生理と向き合いながら働くメンバーの声を集めてみると、「特別なことはしていない」と思っていた日常の中に、さまざまな工夫や選択があることが見えてきました。

“いつもの選択”の中にあるそれぞれの工夫

普段使っている生理用品の中心は、やはりナプキン。社内アンケートでのナプキンの使用率は93.8%と高く、多くの方にとって基本の存在であることがわかります。一方で、タンポンや吸水ショーツを併用している方も37.5%おり、生理用品をひとつに決めず、状況に応じて使い分けている様子もうかがえました。

長年使い慣れた安心感と、少しでも快適に過ごしたい気持ち。その間を行き来しながら選んでいる感覚は、多くの方に共通しているのかもしれません。

“気になっている”けれど、踏み出せない

「気になっている生理用品」として挙がったのは、吸水ショーツ(31.2%)をはじめ、月経カップ(25.0%)や月経ディスク(18.8%)といった、ここ数年で注目されるようになったアイテムでした。

月経カップや月経ディスクは、腟内に装着して経血を受け止めるタイプの生理用品です。長時間使用できることや、こまめな交換が不要な点、ゴミが出にくい点などから関心を持つ方が増えています。一方で、装着方法に慣れが必要なことや、取り扱いや衛生面への不安から、「情報は集めているけれど、まだ試していない」という声も多く見られました。

自由記述では、吸水ショーツや布ナプキンについても「洗濯や衛生の手間」「干しづらさ」「家族の目が気になる」といった現実的な理由が挙がっています。

どんなに便利そうでも、生活の流れに無理なく組み込めるかどうか。その視点が、選択を左右していることが伝わってきました。

生理は毎回ちがう。だから“使い分ける”

生理用品を「使い分けている」と答えた方は75.0%。

多い日は安心感を重視し、少ない日は身軽さを優先する。外出予定がある日は動きやすさを考える。そんな判断が、特別なことではなく、日常の中で自然に行われていました。

生理は毎月訪れますが、量や体調、気分は毎回同じではありません。その揺らぎを前提に、「ひとつに決めない」という考え方が、無理のない付き合い方として根付いているように感じられます。

不調があるから、下着も変わる

生理中の不調として多く挙がったのは、腹部の痛み(62.5%)、腰の重さや違和感(56.2%)、お腹の不調(56.2%)、気分の揺らぎ(50.0%)、眠気(43.8%)など。

こうした不調に合わせて、下着の選び方を変えている方は81.2%にのぼりました。サニタリーショーツでズレや漏れを防ぐ、深履きタイプやガードルで安定感を出す、締め付けの少ないブラに替える、白い下着は避ける。どれも小さな工夫ですが、「今日は少しでもラクに過ごしたい」という気持ちがにじむ選択です。

サニタリーショーツ

HEAVEN Japanのサニタリーショーツ「セイリのミカタ」

これに変えて、少しラクになった

アンケートの中で印象的だったのは、「劇的に変わった」という声よりも、「前よりラク」「不安がひとつ減った」といった実感でした。

吸水ショーツ

吸水ショーツについては、微量期に使うことで「今日はどれくらい?」と悩む時間が減った、ナプキンのサイズを何種類も用意しなくてよくなった、夜の漏れへの不安が軽くなった、という声がありました。量が多い日には向かなくても、「このタイミングなら安心」と使いどころが見えてくることで、気持ちに余裕が生まれているようです。

タンポン

タンポンは、多い日や外出時の快適さを理由に選ばれていました。長時間座る日や動き回る日でも違和感が少なく、服装を気にせず過ごせることがラクにつながっているようです。

シンクロフィット・ショーツ型ナプキン

最近、使っている方が増えている印象だったのが、シンクロフィットやショーツ型ナプキン。シンクロフィットは、多い日の安心感に加え、「使ったら捨てるだけ」という手軽さが評価されていました。洗う手間がないことで、心理的なハードルが下がったと感じる方もいます。

ショーツ型ナプキンは、シンクロフィットと併用することで「下着が汚れない」「考えることが減ってラク」と感じている声がありました。最近は選択肢も増え、以前より使いやすくなっていると感じている方もいるようです。

完璧ではなくても、「ひとつ不安が減る」「ひとつ手間が減る」。その積み重ねが、生理との付き合い方を少しずつ軽くしていることが伝わってきました。

生理中のケアは、特別じゃなくていい

生理前・生理中のセルフケアとして多かったのは、体を温めること、しっかり休むこと、必要なときに薬を使うこと。無理にがんばるよりも、「今日はそういう日」と受け止める。その姿勢が共通していました。

おわりに|自分なりの“ちょうどいい”を探して

今回のアンケートから見えてきたのは、「これが正解」という答えではありません。それぞれが、自分の体調や生活に合わせて、“ちょうどいい落としどころ”を探している姿でした。

生理との付き合い方は、人の数だけあります。変えなくてもいいし、少し変えてみてもいい。HEAVEN Japanはこれからも、その選択肢があること自体を、大切に伝えていきたいと思います。

サニタリーショーツ
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