気づいた時にはもう手遅れ!卒乳して反省する前に知っておきたい、バストの下垂を防ぐ授乳方法
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「妊娠・出産をきっかけに、女性の体は赤ちゃんの成長を守るために大きく変化します。バストもその一つ。「産後も妊娠前と変わらないバストでいたい」とは思うものの、とくに出産直後は赤ちゃんのお世話で忙しく、自分の体をケアする時間はあまりとれません。ただ、この時期にバストケアを怠ると、将来残念な「垂れ乳」になってしまう危険性も。そこで今回は、バストの下垂を防ぐブラジャーの選び方や授乳のコツをご紹介します。
妊娠・出産はバストのターニングポイント
まず、妊娠期・出産直後・授乳期で、バストがどのように変わっていくのか見てみましょう。
妊娠期
妊娠2ヵ月頃から乳腺の発達がスタート。5ヵ月頃から出産に向けてボリュームも増してきます。個人差はありますが、妊娠後期にはブラジャーのサイズが平均2カップはアップすると言われています。
出産直後
まさに「母乳製造機」となり、母乳が溜まると固くなるほど膨れ上がり、授乳後は萎んで柔らかくなる時期。1日に何度も授乳し、膨張と収縮を繰り返すので大きな負担がかかり、乳首を始め、皮膚もとても敏感になっています。
授乳期
授乳回数が落ち着き、出産直後よりも乳腺の状態も安定してきます。ただ、引き続き授乳によるボリュームアップ・ダウンを繰り返しているので、デリケートな状態です。
このように、妊娠・授乳期のバストはサイズ変動が大きいため、下着選びにも注意が必要です。
ブラジャーは、乳腺を圧迫せず、産前・産後どちらでも使えるマタニティブラがおすすめ。
選ぶ時は、下記の4ポイントをチェックしてみましょう。
☑素材
24時間通してブラジャーを着けることが多いため、デリケートな胸を守るような肌に優しいものを。
☑カップ
サイズ変化に対応しているか、そして授乳時に胸が出しやすく負担がかかりにくい作りになっているかを確認しましょう。
☑フック
体重の増減があり、アンダーサイズも変化しやすい時期。フックの段階が多く、調節しやすいかもチェック。
☑サポート力
締め付け感が少なく、かつバストを優しく支える機能を持ったブラジャーがベストです。
先輩ママ直伝!「垂れ乳」を防ぐ授乳方法
お伝えしてきたように、妊娠・授乳期はバストにとって過酷な期間。実はサイズ変化や授乳による負担が、バストの形を支えるクーパー靭帯を傷つけてしまう場合もあるのです。クーパー靱帯は、一度伸びたり切れたりすると、もう元には戻りません。つまり、下垂が進みやすくなるということ。授乳を終えた後「胸が萎んで元に戻らない」「胸の位置がグッと下がった気がする」という人が多いのも、そのためです。
ただ、授乳する際にちょっとしたことに気をつけるだけで、クーパー靱帯を守り、下垂を予防する方法があるのです。「座って授乳する場合」「寝ながら授乳する場合」の2パターンに分けて、詳しくご紹介します。
座って授乳する場合
猫背で胸が下に向いた状態のまま授乳すると、クーパー靱帯が伸びやすくなってしまいます。
まずは姿勢を良くすることから始めましょう!
- 背筋を伸ばし、胸の位置が高くなることを意識して座ります。
- 膝の上にクッションやタオルを置き、その上に赤ちゃんを乗せて抱っこします。この時、赤ちゃんの頭と胸の高さが合うように調節します。
- 赤ちゃんの顔を胸に引き寄せるようにして授乳します。
寝ながら授乳する場合
いわゆる「添い乳」は、赤ちゃんがママの温もりを感じながら安心して眠れるほか、ママもラクな姿勢で授乳できるのがメリット。この時も、胸をだらんと伸ばさないことがポイントです。
- 横向きに寝て、赤ちゃんをなるべく体の近くに寝かせます。
- 赤ちゃんの頭と胸の位置がぴったり合うように調節します。
- 赤ちゃんが鼻で呼吸できていることを確認しつつ、赤ちゃんの顔と胸を密着させてから授乳します。
どちらの場合も、赤ちゃんの頭と胸の位置がズレていると、乳首を引っ張られて授乳することになり、バストの形崩れにつながってしまうことも。小さな工夫でバストケアをしつつ、赤ちゃんとのコミュニケーションタイムを楽しみましょう。
下垂するかも?と気になった今がチャンス
出産後は赤ちゃんのお世話が忙しく、なかなか自分の体のことまで考えられないもの。ただ、この時期にきちんとバストケアをしているかどうかで、今後のバストに大きな違いが出てくるのも確かです。
ご紹介したように、変化しやすいバストの状態に合わせたブラジャーを着けること、姿勢などに気をつけて授乳すること。また、授乳の合間に肩を回すストレッチを行ったり、大胸筋を鍛える合掌ポーズをしてみたりと、無理なくできる小さなことで構いません。
卒乳後に下垂や萎みに気がついて不安に思う人もいるでしょう。でも大丈夫、その時がバストケアを始めるチャンスです。授乳を頑張ったバストと自分を褒めつつ、新しい下着を買いに行きましょう。
授乳を終えたバストは、次第に脂肪分が増え、肉質も柔らかくなっています。そこで、流れやすく、また垂れやすくなったバストをしっかりサポートできる、補整機能に優れたブラジャーがおすすめ。
この時、トップやアンダーのサイズが妊娠前と変わっていることが多いので、必ずサイズを測り直してくださいね。
「ママになっても美しいバストでいたい」。そんな女性をHEAVEN Japanは応援しています!
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※注意※
授乳期終了時(卒乳・断乳)のブラについて
授乳期を終えた(卒乳・断乳)直後はまだ乳汁の分泌があるため、締め付けのあるブラジャーでは乳腺のトラブルを引き起こす恐れがあります。そのため、HEAVEN Japanでは授乳期終了直後から3カ月間は、締め付けの少ない授乳用ブラまたはノンワイヤーブラで乳腺が安定するまで過ごし、3か月後からワイヤーブラに切り替えることをおすすめしています。