盛りブラ失敗GIRLに届け! 自然にバストを盛る方法
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「盛りブラ」って、実際どうなの?
バストの形をキレイに整え、ふっくら谷間を作れる人気アイテム「盛りブラ」。様々なランジェリーブランドが販売しているので、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
中には「試してみたいけれど、普通のブラジャーとどう違うのかわからない」「ブラパッドはズレるから苦手…でもバストは盛りたいし、試してみようかな?」と、お悩みの人もいるかと思います。
手軽にバストをボリュームアップさせるには、ブラジャーにブラパッドをプラスするのがポピュラーですが、取り外せてお手入れもしやすい反面、ズレやすいというデメリットが挙げられます。
そんな時は盛りブラの出番。安定感のある内蔵パッドやカップデザインで、簡単に美しい谷間が作れるのです。
しかし、そんな盛りブラにも失敗談が。
「バストを高くしようとするあまり、お肉を持ち上げすぎてしまった」
胸の位置があまりにも高いと、逆に不自然なシルエットになり、盛っているのがバレてしまうことも。バージスラインを意識して、バストは正しい位置に固定しましょう。
「カップからお肉がはみ出て、服の上からでもわかるほど段差ができていた」
特に、生地が薄めのトップスを着ているとブラジャーとお肉の境目が目立ってしまいますよね。さらにサイズの小さなブラジャーを選ぶとバストが圧迫されてしまうので、自分に合った大きさのものを選んでくださいね。
「旅行中に着替える際、いつものようにバストのお肉を盛りブラに詰めていたら友人の視線が痛かった」
仲の良い友人でも、「どんなブラジャーを使っているか」など下着の話はあまりしませんよね。盛りブラでバストメイクしていることを知られて気まずかった、という声も。
このように「盛りブラでバストをしっかり盛りたい!」という心理が働くあまり、失敗した&恥ずかしかったというエピソードを持っている人は多いようです。
そこで今回は、盛りブラの基礎知識についてお伝えするとともに、自分のバストにフィットするブラジャーの選び方をご紹介します。自然にバストを盛りたいとお悩みの人は、ぜひチェックしてくださいね。
盛りブラってどんなブラ?
まずは、普通のブラジャーと比較して盛りブラはどのような特徴があるのか、メリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
大きめパッドでズレにくい
盛りブラのパッドは厚みのある大きめサイズ。バスト全体をホールドしてくれるので安定感が増し「パッドがズレて、せっかく盛ったバストが長続きしない」というお悩みを改善してくれます。
パッドが内蔵され、取れないタイプは、ズレにくさもさらにアップ。
谷間寄せ機能に特化
盛りブラは、美しい谷間を作れるように設計されています。普通のブラジャーよりもサイドラインが高く、集めた背中や脇のお肉を逃がさずホールド。
さらにバストを中心に寄せて、高い位置でキープしてくれるので丸みのあるキレイなラインが作れます。
カップがデコルテを作る
カップデザインによりバストを下からぐっと持ち上げ、デコルテまであふれるようなシルエットに。「デコルテが貧弱」「バストの位置が低い」といったお悩みも解決してくれます。
ふんわりバストが手軽に叶う
盛りブラには、バストをボリュームアップしてくれる機能が詰まっているので「着けるだけで簡単に胸を盛れる」のが特徴。ブラパッドを重ねるなど工夫しなくても、一着持っていれば手間をかけずにバストメイクできます。
デメリット
細かな調整ができない
特に、パッドの取り外しができないタイプは「もう少しパッドのボリュームを増やしたいor減らしたい」という微調整ができません。
また、バストの大きさが左右で異なる人は片方だけボリュームを調整することもできないため、使いづらい場合も。
蒸れやニオイが気になる
しっかりとしたパッドは蒸れやすかったり汗が染みこんだりする場合も。着け心地が悪くなるだけでなく、ニオイが気になるほか、かゆみやかぶれの原因に繋がってしまうこともあります。
盛っているのがバレてしまうかも
先ほどご紹介した「盛りブラの失敗例」にもあったように、バストの位置を高くしすぎたり、バストトップが前に出すぎていたりすると不自然なシルエットになってしまいます。
盛りブラに限らず、せっかくブラジャーにこだわっていても、正しい着け方ができていなければ美しいバストラインは作れません。方法はたった3ステップ!ここでおさらいしておきましょう。
- 前かがみの姿勢でワイヤーのカーブがバストの付け根(バージスライン)にフィットするようにセットし、フックを留めます。
- そのままの姿勢で、脇のお肉を引き上げてカップに収めます。左胸の場合、右肩へ引っ張り上げるようなイメージで。反対側も同じように行います。
- 体を起こし、キレイな谷間ができているかチェック。できていない時は、ストラップを少し短くしてバストを持ち上げます。
ストラップは、短すぎると肩に食い込んで負担がかかるため、キツくないかどうかもチェックしましょう。指1本を通してみて、前後に滑らかに動かせる状態がベストです。
パッド派?カップ派?盛りブラの種類
続いて、盛りブラにはどのような種類があるのか見ていきましょう。見分け方は「パッドで盛るタイプ」か「カップで盛るタイプ」か。それぞれの特徴をご紹介します。
パッドで盛るタイプ
盛りブラに多いのが、カップ内にパッドが内蔵されているタイプ。一般的なブラジャーに付属しているパッドは薄手の不織布が多いですが、盛りブラで使用されているのは厚手の低反発パッドが主流です。
パッドをバストの真下ではなく斜め下に配置することで、お肉を中心に集めて谷間を作ってくれます。
ストラップやアンダーベルトがなく、素肌に直接シリコンパッドを貼り付けるシリコンブラもこのタイプ。バストを両脇から中心へ引き寄せてキープしてくれるので、谷間が簡単に作れます。
薄手のトップスや胸元の開いた服を着る時でもブラジャーの「チラ見え」が気になりません。
カップで盛るタイプ
カップ下部をシャープなデザインにすることで、バストを下から引き上げるタイプ。ふっくらと丸みを帯びたデコルテを作り出します。バストを高い位置でキープして、女性らしいシルエットを演出できるのがポイント。
「盛りブラ」というと、「谷間やボリュームのあるデコルテを作るブラジャー」という印象が強いかもしれませんが、ブランドによってデザインや機能は全く異なります。
ただバストを盛ろうとするのではなく、「ワイヤーの締め付け感が嫌いなのでノンワイヤーを」「バストだけでなく後ろ姿のシルエットも整えたい」など、好みの着け心地やなりたいシルエットも考えてみることをおすすめします。
圧迫感が気になる?成長期の盛りブラ使用について
これまで盛りブラについてご紹介してきましたが、「しっかりバストメイクする=締め付けや圧迫感がある」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
実は、何年も同じ盛りブラを着け続けているとバストに悪影響を及ぼすこともあるのです。
そもそも、女性の胸はいつまで成長するのかをご存知ですか?
一番大きな変化が見られるのは、初潮が始まってから20歳頃になるまでの間です。しかし、この速度には個人差があり、成長期を過ぎてもバストは変化し続けているのです。
女性の胸には乳腺や小葉などの組織が入り組み、脂肪組織がそれらを包み込んでクーパー靭帯で固定されています。
まだ成長途中の胸に過度な圧迫や締め付けを加えると、成長の妨げになったり、胸の形が変形したりするおそれもあるため、盛りブラばかり使い続けることはおすすめしません。
盛りブラはバストのお肉を中央に寄せるよう設計されているため、まだ成長が終わっていない時期に多用していると、胸の形がそこで固定されてしまうのです。
その後は元に戻すことが難しく、30代後半になって胸が下垂し始めたり、産後の授乳・卒乳期になるとバストの型崩れが目立つようになったりする場合も。
成長期の胸に圧迫は厳禁。盛りブラも時と場合を選んで正しく使う必要があります。
また、同じサイズのものをずっと着け続け、気づけばバストサイズに合わなくなっていた、という事態も避けたいですね。
小さいサイズのブラジャーを使うことによるバストの圧迫は、シルエットが崩れるだけでなく、血行不良など健康への悪影響も。逆に、大きすぎるとカップの中でバストが揺れ、クーパー靭帯を傷つけてしまい下垂に繋がります。
成長がゆるやかになった後も、こまめにサイズをチェックして常に自分に合ったサイズのブラジャーを着けましょう。
胸の成長を妨げるものは、盛りブラだけではありません。猫背などの悪い姿勢を取り続けると、本来使うべき筋肉が衰えてバランスが崩れ、バストが垂れる原因に。
また、冷えや血行不良も成長期の大敵。体温が低下するとホルモンバランスが乱れますし、血行が悪いと酸素や栄養素が行き届かず、バストの成長を妨げることになってしまいます。
さらに、通気性が悪いものや締め付けの強いブラジャーを使用していると、肌にもダメージが。乾燥・かぶれの原因になるので、季節やシーンによって素材を変え、成長期のバストを守るようにしてくださいね。
圧迫しないブラを上手に選ぼう
お伝えしてきたように、特に成長期のバストには「盛る」よりも「フィット感」を重視したブラジャーを選ぶのがベスト。
ブラジャーはあくまでもバストを包むものなので、肌にピッタリとフィットし、下垂やシルエット崩れの原因に繋がりやすい「揺れ」を防ぐものを選びましょう。
成長中の胸に優しいブラを選ぶには「自然な着け心地」「自然なシルエット」「自然な姿勢をキープ」を意識してみてくださいね。
ナチュラルにバストを寄せ上げ、美しいシルエットを作りたいならHEAVEN Japanの機能性ブラがおすすめ。詳しくご紹介しましょう。
タニマドンナ
「分厚いパッドは窮屈だからいらない…でも谷間は欲しい!」という人にピッタリなのがこちら。4枚接ぎのカップで脇のお肉を集める「手ブラ寄せ機能」を採用し、パッドなしでも高さのある立体的な谷間が作れます。
前中心を低く設定することで、ワイヤーの傷みを軽減してストレスのない着用感を実現。脇高×背中の幅広設計で後ろ姿もすっきりシャープな印象に。
SELFIT BRA
ノンパテッド風に仕上げたレース主体のブラ。カップが無いので圧迫感がありません。自然なバストラインに仕上げつつ、バストアップと脇肉を逃がさない補整機能も兼ね備えたブラです。
カップが無いため、軽くて涼しい着け心地。デザインもセクシーで美しく、気分が上がるブラです。
ハリジェンヌ
デコルテを美しく見せるバルコニータイプブラ。下カップにあるリフトアップパネルがしっかりバストを持ち上げ丸いふっくらした胸に。
脇肉もしっかりホールドし、おにくを真ん中に寄せて持ち上げることでハリのあるバストと谷間にバストメイクしてくれます。
バストに優しいブラ選びと併せて、バストアップトレーニングに挑戦するのもおすすめです。
バストの丸みを支えているのは、大胸筋とクーパー靭帯。クーパー靭帯は些細な揺れや衝撃で傷ついてしまうほど繊細ですし、トレーニングで強化することはできません。
しかし、もう一つの土台である大胸筋はトレーニングによる強化が可能です。簡単な筋トレをご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
合掌ポーズ
- 胸の前で手を合わせ、肘を手首の高さに引き上げます。
- 合わせた手を押し合って30~60秒ほどキープします。
- 手を離して力を抜きます。
手を押し合う時、肩に力を入れると猫背になってしまうので要注意。胸を張って姿勢を正してから実践してくださいね。座ったままでもOK、いつでも手軽にできるトレーニングです。
ダンベルプレス
- ダンベル(1~2kg)を両手に持ち、仰向けに寝転がって膝を立てます。
- 胸の横にダンベルを構えて、ゆっくり天井に向けて持ち上げます。
- 1~2秒キープしたら、ゆっくり腕を下げます。
腕を上げる時は胸を張り、最後までしっかりと上げきることが大切です。上下の動作はゆっくりと行うよう意識してくださいね。
バストケアで自然な盛りバストを!
いかがでしたか?今回は盛りブラのメリット・デメリットのほか、成長期の胸におすすめしたい自然なボリュームアップを叶えるブラジャーやバストケアについてご紹介しました。
「ふっくらとしたバストを今すぐ手に入れたい」という気持ちはとてもよくわかります。ただ、バスト成長期の間は盛りブラの多用を避け、バストに優しい機能を持ったブラジャーで正しい位置にキープすることを心がけてみましょう。
また「成長期を過ぎたから、自分のバストサイズは変わらないはず」と油断するのもNG。
前よりバストが大きくなっていた、または小さくなっていた場合、無意識のうちに胸を圧迫していたり、逆にカップに空きができて下垂の原因を作ってしまったりしているかもしれません。
年齢を重ねても定期的にバストサイズをチェックして、ブラジャーが今の自分に合っているかを見直してみてくださいね。