乳がんってどんな病気?【10月はピンクリボン月間】
共有
乳がんサバイバーのまっきーです。
私は2022年に乳がんになり、左胸の部分切除手術を行いました。 今は元気に仕事に復帰しています。 私はヘブンジャパンでお客様対応やSNSでの発信を行なっているため、せっかく下着ブランドでお客様の対応をしているのだから、乳がんの経験を生かせないか・・と考えていたところピンクリボンアドバイザーというものを見つけました。
乳がんを経験した私だからこそ誰かの力になれるのではないか、アドバイザーという視点で基礎知識を身につけることで、よりお客様にも的確なアドバイスができるのではと思い、取得しようと決めました。 お客様対応をしている他のスタッフも私の想いに賛同してくれ、全試験を受けた4名全員がピンクリボンアドバイザーの資格を取得しました。
ピンクリボンアドバイザーとは乳がんにやさしい社会を目指す新しい形のボランティアで、 乳がんについて正しく理解し、乳がんから自分を守る家族や友人に働きかける・社会を変えていく そんな活動をしています。 認定NPO法人 乳房健康研究会という団体が行っている認定試験に合格すると取得できます。 この認定試験はピンクリボン運動の主旨に賛同する人なら誰でも受験することができ、 試験は初級・中級・上級とあります。私は今回、初級を取得しましたが次は中級の合格に向けてさらに知識を深めていきたいと思っています。
世界規模でピンクリボン運動が実施される10月
10月はピンクリボン月間ということをご存じでしょうか?
世界規模で乳がん検診の受診を呼びかけており、10月1日はピンクリボンデーとして東京タワーなどの建物がピンク色にライトアップされるなどのキャンペーンが行われているそうです。 ピンクリボン運動として乳がんの知識を発信し、セルフチェックや検診などの重要性をお伝えしていきたいと思います。
乳がんの基礎知識
そこで今回は乳がんの基礎知識についてお話させていただきます
乳房の大半は乳腺と脂肪組織で、あとは皮下組織と皮膚で構成されています。 乳腺は、小葉と乳管から構成される「腺葉」が集まって構成されていて 乳がんは、乳腺組織に発生し、そのうち95%は乳管に、5%は小葉に発生します。 乳管は乳房全体に放射状に広がっていることを考えれば、乳がんは 全乳房のどこにでも発生する可能性があります。 乳がんは女性が患うがんの中で最も多いがんです。2019年のデータでは、生涯に乳がんを患う女性は9人に1人と推定されています。 近年、日本女性に乳がんが増加した主な理由として、食生活の欧米化・女性の社会進出があると考えられています。乳がんの原因ははっきりと解明されていませんが、女性ホルモンの1つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)は乳がんのがん細胞を増殖させることが知られています。
早期発見がカギ
罹患する可能性が高い乳がんですが、全早期発見の場合の10年生存率(治療を開始してから10年後の生存率)は90%以上と非常に高く、またご自分で見つけることのできる唯一のがんと言われているため、いかに早くご自身の変化に気が付けるかが重要になってきます。 乳がんがどんなものなのかわからない、ご自身のバストが今どんな状態なのかわからない、という方はまずは医療機関で検診を受けてみることからはじめてはいかがでしょうか?
次回10月8日は検診についてお話したいと思います。
10月はピンクリボン月間。HEAVEN Japanのピンクリボンへの取り組みについて、ご紹介しています。
詳しくはコチラ