検診はどんなことをするの?【10月はピンクリボン月間】
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乳がんサバイバーのまっきーです。
私は2022年に乳がんになり、左胸の部分切除手術を行いました。 今は元気に仕事に復帰しています。
10月はピンクリボン月間ということでピンクリボン運動として乳がんの知識を発信し、セルフチェックや検診などの重要性をお伝えしていきたいと思います。
今回は乳がん検診の種類や内容についてお話をします。
最初に目で見て確認する視診と、触って確認する触診、マンモグラフィ、超音波(エコー)検査があります。
乳がんの可能性がある場合には、病変の細胞や組織を顕微鏡で調べて診断を確定します。 がんの広がり方や転移を調べるためには、MRI検査、CT検査、骨シンチグラフィ、PET検査などの画像検査を行います。
視触診
乳房全体を目で見て、手で触って、乳房の形・皮膚・乳頭・乳輪に異常がないかしこりがあるかどうかを診断する方法です。乳がんで最も基本的な検査です。
超音波(エコー)検査
乳房に周波数の高い超音波を送波する機械を当て、乳房内部から返ってくる音波の変化をコンピューターで画像に変化させて、その断面図を見るものです。 検査自体も容易で全く痛みもなく、検査費用も比較的安価であるという利点がありますが検査結果にばらつきがあるという問題点もあるため、マンモグラフィ検査が可能な方はマンモグラフィ検査と併用することをオススメします。
マンモグラフィ検査
乳腺・乳房専用のレントゲン撮影で、乳房を挟みながら圧迫して、上下方向から1枚左右方向から1枚(合計2枚・両方の乳房を撮影する場合は合計4枚)撮影します。 触っても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。超音波検査と比較して、2~3倍の乳がん発見率がある有効な検査方法です。
マンモグラフィ検査はとにかく「痛い」というイメージがあると思いますが、、、、イメージ通り痛みが発生する検査です。(稀に痛くない方もいるそうです)
こわい!と身構えてしまうかもしれませんが、ご自身のからだの為少しでも不安がある方はマンモグラフィ検査も受診しましょう。
またマンモグラフィ検査は機械を設置している医療機関が限られているので予めお電話などで確認してください。
視触診以外の主要な検査は、超音波(エコー)検査とマンモグラフィ検査です。
穿刺(せんし)吸引細胞診
しこりが見つかった時、細い注射針をしこり(腫瘍)に刺し、中の細胞を取り出し顕微鏡で見る検査です。
痛みは注射や採血と同じくらいです。
乳がんの検査は何歳から?
厚生労働省では、自治体による乳がん検診の対象年齢を40歳以上としています。 私に乳がんが見つかったのは、38歳のとき。 年齢に関係なく、自己検診も行うことをお勧めします。
例としてHEAVEN Japan本社のある河内長野市での乳がん検診の内容を挙げますと‥‥
●年齢 … 40歳以上で、年度内に奇数年齢になる女性市民(偶数年齢になる方は前年度乳がん検診を未受診であれば受診可能)
●検診内容 … マンモグラフィ/自己負担額 1,000円
●受診に関して…取り扱い医療機関へ検診者が直接予約を取る
転用元
河内長野市がん検診
https://www.city.kawachinagano.lg.jp/
soshiki/8/1569.html
40才以上で2年に1回、マンモグラフィを受けることができるようです。 マンモグラフィは触診やエコーよりも詳しく乳房の状態を調べることができますが、2年に1回という頻度なので自治体の検診を活用しながら変化に気づけるよう日々のセルフチェックをオススメします。
女性だけではない乳がん
発症率は女性の125分の1と圧倒的に低いものの乳がんは男性でも発症の可能性があります。
ご家族や友人、知人など男性でも発生の可能性があるということ、気になることがあれば病院への受診がおすすめとお伝えいただければ幸いです。
次回10/15公開の記事はセルフチェックの方法をお伝えします!
10月はピンクリボン月間。HEAVEN Japanのピンクリボンへの取り組みについて、ご紹介しています。
詳しくはコチラ