知っていましたか?「防災」と「下着」のこと

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自然災害は忘れたころにやってくる。
防災へのふだんからの備えのこと、
そして意外と盲点な下着のこと。
女性下着メーカー
HEAVEN Japanがお送りする
「防災」と「下着」についてのお話です。

HEAVEN Japanスタッフが
「防災」と「下着」について考えます
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934 名の方に
防災の備えについて聞いてみました。

(アンケート実施:2024年9月1日~9月5日)
防災バッグを常備していますか?
また、その中に下着を入れていますか?
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防災バッグを常備していない理由、
防災バッグに下着を入れていない理由は?

アンケートに回答いただいた中から
一部をご紹介します
・自分の住む場所には必要ないのではないかと考えてしまっている
・避難指示が出てから用意する
・いつ使うかわからないのに使える下着を入れておくのがもったいないと思ってしまってる
・必要と思われるものの優先順位の高いもので防災バッグがいっぱいになってしまったため下着は入れていません
・被災したことがないから準備しなくてもいいような気がしてしまう
・下着を用意するということに気づかなかった
・救援物資があれば何とかなる

アンケートでは、約50%近くの人は防災バッグを常備していない、35%の人は常備しているけど、下着は入れていないという結果になりました。
2021年12月にも同様のアンケートを行い 361名からの回答があり、当時と比べて2024 年では2.5 倍近く回答数が増えたのですが、 割合はほぼ変わらずという結果でした。

ここ数年は地震や豪雨など様々な自然災害が起こったり、防災に関する話題は取り上げられるようになったけど、「用意しないと!」とは思っても、経験したことがないとなかなか実行に至らない方も多いかと思います。

グラフで「防災バッグはあるけど下着は入れていない」が約35%とあるように、防災グッズ聞くとすぐに思い浮かぶのは食料品とかで、それに比べると 下着はやはり忘れがち。ふだん身に着けているから、当たり前すぎて意外と盲点なのかも。

ヘブンジャパンでは救援物資で下着をお送りすることもありましたが、救援物資で送る必要があるということは、それだけ下着を用意していない人が多いとも考えられますね。

防災バッグに入れているもの・
被災した時に役に立ったアイテム
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アンケートでいただいた声から
あると便利なアイテムのチェックリストを作成しました。
よかったらぜひチェックしてみてくださいね。
□ 財布(現金)
□ 免許証と保険証のコピー
□ スマートフォン(携帯電話)
□ モバイルバッテリー、乾電池
□ ラジオ
□ 防水スマホカバー
□ 緊急連絡先メモ
□ 地図
□ 家族の写真
□ メガネ、コンタクトレンズ
□ 薬
□ マスク
□ 除菌シート
□ 非常食
□ 水
□ 防寒具
□ ブラトップ・下着
□ 体のラインが出ないオーバーサイズの服
□ スリッパ
□ ラップ
□ 軍手(手袋)
□ ライト(ヘッドライトだとなおよし)
□ 筆記用具(マジックペン)
□ タオル
□ 水のいらないシャンプー
□ 歯磨きシート(マウスウォッシュ)
□ 汗拭きシート
□ 生理用品、おりものシート
□ 携帯トイレ
□ ブランケット、コンパクトな寝袋
□ 電源タップ   などなど…
具体的な使用例など
コメントも多く寄せて頂きました。
・下着と生理用品。生理が来なくても意外と役立つ。ナプキンのコットン部分を破り、ポリマーを使用すると優秀。トイレに使用しました
・生理用品、ノンアルコールのウェットティッシュを多めに入れておいてよかった。ただ、衛生用品は支援物資で届いた物をいただけるが、下着は手に入りにくく、洗濯も人の目がありしにくいので、使い捨てのパンツ何枚かとナイトブラを入れている。
・ガスコンロはつくが給湯器がつかなかったので、お湯をとっておくのに停電時は水筒が活躍した
・オムツ型ナプキン、子ども用のオムツ、液体歯ブラシ、体を(陰部を)拭く使い捨てシートなど
・避難した際、体育館の床が硬くヨガマットやハーフケットが意外と役に立ちました
・下着は干すところが限られるので、パッと見て女性用と分からないものがよい。防犯的にも、黒いボクサータイプのパンツやタンクトップがオススメ
・スマホは連絡専用に!ライトを使うとバッテリーの 消耗が早いので、別に懐中電灯などを用意。百均のキー ホルダー式LED ライトを普段からバッグに付けておく のがお勧め。東日本大震災の際は夕方~夜に毎晩利用 で約2 週間の停電期間も保ちました
・電気を必要としない石油ストーブを用意。反射式や だるまストーブ等があると秋~春の災害時に役立ちま す。石油のストックも忘れずに。
・調理に水を使わない食料を用意。給水車や水道の復旧のメドがいつ立つかわからないので、缶詰、レトルトなどそのまま食べられる保存食を多めに用意。水の備蓄も大事ですが一般家庭だと限りがある。津波被害を受けると周りは水なのに水で苦労します!カップ麺やアルファ米も悪くはないのですが、手をつけるなら水のメドが立ってから。
先行きの見通せない中、気分転換、ちょっとした楽しみにお菓子もあると心休まります。また、近くのお子さんに分けてあげることもできます。
・津波だけでなく河川の氾濫、大雨災害などにも備えて、 備蓄品や貴重品は2 階以上に置く。大震災で津波被害に遭いましたが、下着含め衣類の大半は2 階に置いていたので助かりました。

防災バッグを常備されている方、避難生活を経験された方がたくさん書いてくれました。

私も防災バッグを常備していますが、緊急連絡先メモ、地図、身分証コピー、家族の写真などは入れていないことに気づきました。
被災したら電気が使えない、できるだけ電気を使わないようにすると考えたら、それ以外に必要なものがたくさんあると思いました。

私はコンタクトレンズをしているけど、急に避難するとなったら、メガネやコンタクトレンズは忘れてしまうと思う。あと子どもの分の備えも必要なので、常備しています。

ブラトップや、パッド不要のノンワイヤーブラを入れているというコメントもあったのですが、避難先では着替える場所や干す場所に 困ったり、防犯面も考えて目立たない色やデザインにするというのも確かに…と思いました。それと衛生関連のグッズのコメントが多くて、それだけ被災した時に凄く気にすると ころなんだなと見ていて感じました。

防災に関する意識や考え・
避難行動や避難所生活に関する体験談
ナイトブラをつけるなど、夜中でも避難をしやすいようにしている。
就寝時でもブラジャーを着用するようになったし、寝間着にも気を使うようになった。
・2 日だけだったのでそれほど不便は感じなかった。長引くと心配だと思う。
特に夜間に避難するかもしれないと考えたら、眠っている間につけられるナイトブラなどを着用する習慣はつけたいと思った。

私も以前、ホテルに泊まっていた時、早朝の地震の揺れで目が覚めたことがあったんです。
その時は大きな被害はなかったものの、目が覚めてすぐに避難しないといけない状況になったら…と考えた時、ナイトブラを着けて寝ていると安心だなと思いました。

防災バッグに下着を入れるだけでなく、寝ている時の下着や服にも、意識が向くと良いですね。

・実際に避難生活を強いられた友人は、シャンプーやハミガキ、下着や生理用品などが衛生面でも気持ちを保つためにも必要だったと話していた。
使い捨ての下着は便利だが、避難生活が長いと足りなくなる。支援で届くものはサイズが合わない。
・避難所に行った時には飲食物よりも衛生面での準備が必要だったと感じた(飲食物は支援物資や炊き出しなどで割と早めに手に入った)
車で過ごす時間も多かったので、車にも着替えや生理用品などを積んでおけばよかったと思う。 避難所だけではなく、車、自宅での避難生活など、いろいろな避難先を想定して準備しておく必要があると思う。
ブラ、ショーツで困った事は、1階の脱衣所の収納に置いていたのが津波でダメになったこと。
2階の自室に残っていた下着と衣類を3、4日に1 度着替える感じで過ごしていました。 被災当時はいつでも逃げられるように、夜も着の身着のままで、緩めはしましたが就寝時もワイヤーブラを着けっぱなしでした。

避難生活となると、被災していてなおかつ、慣れない環境で過ごすことになると思います。
衛生面だけでなく”気持ちを保つため”に、自分が使い慣れているものを入れておくのは重要だと思いました。
被災した時に自宅から出られない、車の中にいるなど、様々な状況が考えられます。
防災バッグだけではなく車に物を置いたり、家の中にある物を分散させておくなどの必要性も 感じました。

下着は素材とかもですけど、サイズが合わないと着用感が悪くなってストレスになるし、大きいサイズの下着は支援物資には入っていないと思います。自分に合った下着を用意しておくことは大切ですね。

・避難所を運営する側として、必要最低限のものは常に準備していほしいです。
ホテル感覚で手ぶらで避難される方が結構いらっしゃるので、せめて1食分の飲食と防寒だけは困らないようにしてほしいです。
・被災地へのボランティアへ行った際、普段の生活での当たり前の事やモノが手に入らなかったり使用できなかったりで、大変な場面を見かけたりしたので、災害が起きた時に支援を待つのではなく、短期間でも自分たちだけでどうにかできるようにと思い、普段から備えています。

避難所を運営されている方からのコメント、ボランティアに行かれた方のコメントもあったのですが、とても有益なアドバイスで有難いなと思いました。

防災バッグを常備していない理由の中で、「救援物資でどうにかなると思ったから」というものもありましたが、被災状況によっては救援物資がなかなか届かない、届いても使えない可能性がありますね。

とにかく短期間分だけでも、自分で用意できているものは用意する!アンケートを見ていて改めて思いました。

下着屋さんとして、
私たちにできること。
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アンケートの結果、
防災バッグを常備していない、
防災バッグに下着を入れることは
考えていなかった

人が多いことが分かりました。

女性下着メーカー
HEAVEN Japan では、
ふだんの防災意識を高め、
忘れたころにやってくる
自然災害への備えを
してほしいという想いから、
「防災下着」について考えました。
防災バッグに入れて
いざという時に備えたり、
急な避難時に困ることのないように。
普段からの防災への備えに、
ぜひお役立てください。
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防災下着にオススメ
コットン下着セット

肌にやさしい綿混素材のナイトブラと、柔らかく締め付けが少ないショーツ。
①寝ている時に着用できるので、急に地震が来て避難する状況になってもすぐに動ける
②薄くて軽いので、コンパクトにまとめて防災バッグに入れられる
③夜寄るブラコットンはB65~K90サイズ まで対応
防災用の下着として持っておくと、安心感が増します。

よりコンパクトに防災バッグにまとめたい方は、夜寄るブラもオススメです。通気性の良いレース生地で薄くて軽いです。
こちらもB65 ~ K90サイズまで対応しています。

すっぽりショーツははき心地の良さのほか、シンプルなデザインという点と、クロッチ部分の消臭加工という点でチョイスしました。
衛生面のことも考えて、ショーツは何枚か用意しておくと安心です!

色は、黒など目立たないものが良いとコメントがあったので、黒メインに選びました。

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「防災」と「下着」について考えてみましたが、皆さんはどうでしたか?

ここ数年、防災と下着の情報発信をしてきたのですが「防災グッズで今まで下着のことを考えたことがなかった」というコメントを多く頂きます。
この企画を通じて更に多くの方に「確かに被災した時に下着って必要だな」と気づいても らえて良かったなと思いました。

実際に避難生活を経験した人、避難所を運営している人の声を聞けて、下着以外にもたくさんの気づきがありました。
具体的なアドバイスもあったので、しっかり準備をしていこうと思いました!

「防災バッグに下着は必要だな」「避難生活でこういうことがあるのか」と知ることが防災意識を高める第一歩だと思います。まずはできることから意識していきましょう!

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災害は忘れたころにやってくる。
常日頃からの防災意識を。
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